YAEGEI

2019年に解散した琉球大学八重山芸能研究会の個人的思い出を書き溜めました

夏合宿1

初めての夏合宿は波照間島でした。
石垣島から波照間へは、鹿島丸という貨客船だったと記憶しています。たくさんの三線と衣装ケース、食料などを積み込んで、いよいよ船が動き始めたそのとき、私のそばにいた先輩が突然、「おーい、早く!」と怒鳴ります。先輩の目の先を見ると、なんと2年生の男性部員一人が荷物を手に船に向かって走ってきます。荷物を船に放り上げ、少し離れた船に手をかけて、足をかけて、なんとか乗り込みました。あんな乗り方、今では許されないでしょうね。
船足は遅く、波照間まで4時間ほどかかりました。船で離島へ行くのが初めてなのは私だけで、他の部員はみんな慣れたもの・・・だと思ったのですが、船に弱くてずっと船室で横になっている部員もけっこういました。
波照間では、公民館で生活をします。港に到着すると、すぐに荷物を降ろし、借りてきた車に乗せて運びました。部員たちは、運転手以外は歩いて公民館へ行ったのではなかったかと記憶しています。
公民館では、荷物の整理や生活の準備にみんなが忙しく動き回ります。私は何をしてよいのかわからず、おろおろするばかり。女性の先輩の後をついて、食器を洗ったり風呂の準備(ドラム缶を借りてきて、その周りをシートでかこったものでした)をしたりしていました。
このころの波照間は上水道が通っていましたが、民家には「天水」のタンクがまだ見られました。「おいしいのは、天水だよね」と、女性部員の言葉を覚えています。
初めての合宿は初めての離島体験でしたので、いろいろな経験をさせていただきました。思い出したことを少しずつ書いていこうと思います。

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hidarinodo
1978年に八重芸に入った男性