登録
当時の琉大では、年度初めに登録という一大イベントがありました。
大学の授業は、何時間目に何の授業を受けるか、自分で時間割を決めます。その授業を担当する先生の所へ「登録」してもらいに行くわけです。登録できる人数には限りがあります。定員オーバーで登録できないこともあるわけでして。ですから、大切な授業=卒業に絶対に必要な授業(単位)をとるためには、早めに行って確実に登録しなければいけません。体は一つしかありません。早めに行って確実に登録したい授業が二つとか三つある場合には、どれから先に行くかが切実な問題になるわけです。
「おまえ、俺の代わりに並んでくれないか」
先輩が冗談半分で言ってきました。まだ、登録のことがよくわからない私は、どう返事をしていいか困っていましたが、他の先輩が「ばか、そんなことできないよ。なあ」そりゃそうです。私も自分の授業の登録がありますので。
一年生の登録は、先輩に比べるとそれほど追い込まれた感じはありません。専門の授業はまだありませんし、選り好みをしなければ、十分な授業数(単位数)を確保できるようになっていました。
ただ、同じ単位のとれる授業が複数あると、どうしても人気のある授業とそうでない授業ができるのです。
私の場合、体育の授業がそうでした。バスケットなどの球技や陸上競技などいろいろなクラスがありますが、どこも満員。私が登録可能な時間で、空いている体育の授業は「体操」だけでした。
体操なんて、まったく経験ありません。前屈で手が床につくかどうかというくらいの体の硬さですし、とてもやっていく自信はありません。でも、単位は必要です。ここしか登録できる授業はないのです。意を決して、先生の所へ行きました。
「あの、体操の経験がなくて、ついていけるかどうか自信がないのですが」
「大丈夫。経験なくても全然問題ありませんよ。大丈夫ですよ」
優しそうな先生(男性)が、笑顔でこう言ってくれました。本当に大丈夫か、半信半疑でしたが、登録しました。
大学の授業は、何時間目に何の授業を受けるか、自分で時間割を決めます。その授業を担当する先生の所へ「登録」してもらいに行くわけです。登録できる人数には限りがあります。定員オーバーで登録できないこともあるわけでして。ですから、大切な授業=卒業に絶対に必要な授業(単位)をとるためには、早めに行って確実に登録しなければいけません。体は一つしかありません。早めに行って確実に登録したい授業が二つとか三つある場合には、どれから先に行くかが切実な問題になるわけです。
「おまえ、俺の代わりに並んでくれないか」
先輩が冗談半分で言ってきました。まだ、登録のことがよくわからない私は、どう返事をしていいか困っていましたが、他の先輩が「ばか、そんなことできないよ。なあ」そりゃそうです。私も自分の授業の登録がありますので。
一年生の登録は、先輩に比べるとそれほど追い込まれた感じはありません。専門の授業はまだありませんし、選り好みをしなければ、十分な授業数(単位数)を確保できるようになっていました。
ただ、同じ単位のとれる授業が複数あると、どうしても人気のある授業とそうでない授業ができるのです。
私の場合、体育の授業がそうでした。バスケットなどの球技や陸上競技などいろいろなクラスがありますが、どこも満員。私が登録可能な時間で、空いている体育の授業は「体操」だけでした。
体操なんて、まったく経験ありません。前屈で手が床につくかどうかというくらいの体の硬さですし、とてもやっていく自信はありません。でも、単位は必要です。ここしか登録できる授業はないのです。意を決して、先生の所へ行きました。
「あの、体操の経験がなくて、ついていけるかどうか自信がないのですが」
「大丈夫。経験なくても全然問題ありませんよ。大丈夫ですよ」
優しそうな先生(男性)が、笑顔でこう言ってくれました。本当に大丈夫か、半信半疑でしたが、登録しました。
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