コーラ
現役の頃、大阪に帰省して沖縄に戻ってきたとき、部室に何かお土産を持っていこうと思うわけです。
1978年のコーラはビンか缶しかありません。まだロング缶もペットボトルも無い時代だったんです。ちょうどそのころ、内地では500ccのビンのコーラが販売され始めました。沖縄にはまだ無くて、ちょっとめずらしいからとお土産に持って行ったことがありました。大きいビンだなあというだけで、とくにウケませんでした。安いお土産を見つけたと、ちょっと自慢だったんですけどね。
一方、沖縄には大阪に無いコーラがありました。
当時の缶入りの飲料は、プルタブというのを引き起こしてプシュ。それを引っ張って缶から取り去って、その穴から飲むという形でした。取り去ったプルタブは後に小さなごみとなってしまって環境にもよろしくない。ということで、今ではプルタブを取り去る形ではなくて、缶の飲み口に残るタイプ=ステイオンタブ=が一般的です。アメリカでは日本より早くから一般的になっていたようですね。
内地で、プルタブからステイオンタブに変わるとき、「手で引っ張った部分が缶の上に残って、それが口に当たる。ちょっと不衛生な気がして、普及しないのではないか」なんて話もあったようですが、私は間違いなく普及すると思っていました。というのも、当時すでに沖縄ではステイオンタブのコーラが、米軍との関係からかそこらのマチヤーで売られていましたので。
部室での飲み会のとき、私は酒類をまったく飲まなかったのですが、さて、何を飲んでいたのだったか。ペットボトルのコーラやお茶が販売されるようになってからは、そういったのを飲んでいたはずですが、それまでは・・・紙パックの何かか・・・思い出せません。